気づいたら、20代のほとんどを「日本で働くこと」に使っていました。
でも、最初からそう決めていたわけではありません。
19歳のとき、日本語を専攻しました。
特別な理由があったわけではなく、
ただ「これでいいかな」と思って選んだだけでした。
それでも、毎日朝晩、週末も含めて、
リスニングや会話、作文を続けているうちに、
気づけばそれが自分の土台になっていました。
20歳で、ダブルディグリープログラムに参加しました。
週末は丸一日授業で大変でしたが、
語学だけでは見えなかった世界が少しずつ広がっていきました。
この頃、海外ボランティアの話を聞いて、
自分も挑戦してみましたが、うまくいきませんでした。
交換留学も不合格。
思うようにいかないことが続いて、
少しだけ、自信をなくしていた時期だったと思います。
それでも、21歳のときに長崎へ留学しました。
「どこでもいいから、一度は外に出たい」
そんな気持ちだけで決めた留学でした。
日本語はそこそこ話せるが、
欧米の交換留学生も多く
英語も練習しようと思いました。
最初は何を言われているのかも分からなかったけれど、少しずつ、会話がつながるようになっていきました。
うまく話せないままでも、
なんとか食らいついていた1年でした。
22歳。
一度うまくいかなかった海外のプログラムに、
もう一度挑戦してみたら、通りました。
モンテネグロとポーランドで過ごした数ヶ月。
その間にいくつかの国も回って、
「世界は思っていたより近い」
そんなふうに感じたのを覚えています。
帰国後は、同じように海外に行きたい人のサポートにも関わるようになりました。
あのときの自分に、
少しだけ返せたような気がしています。
24歳で、日本での就職活動を始めました。
ここが一番つらかった時期かもしれません。
面接では普通に話せているのに、結果が出ない。
会社を出たあと、
そのまま駅まで歩きながら泣いたこともありました。
最終的に、日本企業に就職しました。
うまくいった、とは言えなかったけれど、
「ここから始めるしかない」と思いました。
社会人になってからも、
順調だったわけではありません。
働き方や環境に悩むことも多く、
「このままでいいのかな」と考えることが増えていきました。
そんな中で、デジタルマーケティングの仕事に関わるようになりました。
最初は何も分からず、
試行錯誤しながら少しずつ覚えていきました。
でも、このとき初めて、
「これを自分の軸にしていきたい」と思えました。
27歳で転職しました。
同年代で活躍している人を見て、
焦ることもありましたが、
それでも、自分のペースで進むしかないと、
少しずつ思えるようになりました。
その後、もう一度転職して、
今の会社に入りました。
数年前の自分から見たら、
想像できなかった場所です。
そして今、31歳。
今年、日本で永住許可をいただくことができました。
30歳を過ぎてから、
少しだけ、時間の流れが変わった気がしています。
大きく何かが変わるわけではないけれど、
ゆっくりと、確実に進んでいるような感覚。
最近は、
「ちゃんと自分の生活を生きる」ことを大事にしたいと思っています。
旅行に行ったり、
ライブに行ったり、
何気ない時間を過ごしたり。
特別なことはしていないけれど、
それでも、悪くないなと思える毎日です。
これからも、
あまり急がずに、でも止まらずに、
自分のペースで進んでいけたらと思っています。